Art Quilt2025　4月29日 | となみ衛星通信テレビ株式会社

アートキルトの作品を紹介する展示会が福光美術館で開かれている。

アートキルト展は、キルトをはじめとする布や糸を用いた芸術作品の魅力を多くの人に伝えるために、隔年で開催されており、今回で８回目。

今回は台湾を代表するアーティスト、ダニー・アマゾナスさんの作品１７点と、北陸で活躍する２０人のキルト作家の作品が展示されている。

ダニーアマゾネスさんも訪れた開会式では、田中市長が「台湾と日本のアートで交流できることが本当に素晴らしい」と挨拶し、続いてアマゾナスさんが「芸術は国境を越えて共鳴を生み出せる。皆さんと感動を共有することが楽しみです」と開会を祝った。

その後、アマゾナスさんから、作品が製作される過程やこだわりについて解説があり、来場者は真剣な表情で聞き入っていた。

幅４メートルを超える大作の「abyss」は亀や魚などを鮮やかな色彩で表現した作品で水中世界の神秘さと生命の輝きを躍動感あふれる幻想的な雰囲気で表現している。

「swirl」と題された作品は、渦巻く赤いドレスと鮮やかな布片の曲線がダンスの情熱と優雅なエネルギーを際立たせている。

このほか、富山と石川で活躍する２０人の作家が意欲作、最新作などを出品している。

南砺市在住の野畠玲子さんの「LIVE」と題した作品、いのちのや一瞬一瞬を大切にしてほしいという強い思いが込められている。

その他会場では様々な手法で表現した作品が展示されており、来場者が見入っていた。Art Quilt 2025は、６月２９日まで開催されている。