第30回記念小矢部市獅子舞大共演会　5月24日 | となみ衛星通信テレビ株式会社

新型コロナの影響や担い手不足により、２０２０年から中止が続いていた「小矢部市獅子舞大共演会」が６年ぶりに開催され、出場団体が勇壮な獅子舞を披露した。

小矢部市中心部では、およそ２０の町内が「石動天神獅子舞祭」として観音寺と福町神明宮に獅子舞を奉納している。

今年の大共演会にはこのうち８つの団体が出演し、初めて登場した細工町をはじめ、島分、吉田町、今町、愛鉄町、
観音町、小矢部の獅子方若連中と、中下新町獅子舞保存会が、各町内で受け継ぐ演目を披露した。

大粒の雨が降る時間帯もあったが、出演者たちは濡れて重くなった蚊帳や衣装を苦にもせず、勇壮な舞を披露し、ときにはユーモラスな演出も交えるなど、獅子舞の多彩な魅力を紹介した。

また特別出演として、大きな獅子頭と蚊帳が特徴の「加賀獅子」の金沢市千木町獅子舞保存会が登場し、三味線や尺八の優雅な調べに乗せて、なぎなたや棒などを使った演武が披露された。

また吉田町獅子方若連中の指導を受けている石動西部こども園の子どもたちも登場し、元気な園児たちの演舞に会場からは大きな拍手がおくられていた。