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【砺波市】幼稚園舎の再利用(砺波市編)

2025.11.25

近年、少子化、保育施設の老朽化、国の政策による認定こども園への移行などさまざまな要因によって、全国の市町村で保育園や幼稚園の統廃合が進んでいます。砺波市も他地域と同様に、2017年から2024年にかけて保育所・幼稚園の統廃合が進められました。
今回は砺波市内で閉園した幼稚園舎を利用して地域を盛り上げているみなさんの活動を紹介します。


せんだんのHILL

いこいの家たかなみ

せんだんのHILL 城田栄一さん 北島昌幸さん

栴檀野幼稚園の園舎を利用した『せんだんのHILL』は、地域の未来を願う住民たちの熱い思いから誕生しました。

きっかけは、令和元年に開かれた『せんだんの未来会議』。「どうすれば栴檀野の未来がもっと良くなるか」をテーマに「帰ってきたい&離れたくないせんだんの」をはじめとする9つの未来像が掲げられました。その実現に向けた話し合いの中で、閉園した栴檀野幼稚園舎を「地域の新しい賑わいの場所にできないか」というアイデアが浮上しました。

令和2年8月の臨時総会で園舎を残すことに決まり、10月に新しい地域拠点・せんだんのHILLがオープンしました。

立ち上げには栴檀野に嫁いできた3人の女性が中心となり、せんだんのHILLをどのように活用するかを決めていきました。多くの皆さんのおかげで、今ではカフェやコワーキングスペースをはじめ、いろいろな取り組みが行われています。
 

土曜学習(学び場・遊び場)

コワーキングスペース
カフェスペース・もぐもぐでは、第2日曜は富山大学医学部薬学部学生による「漢方カフェ」、第3土曜は600円でご飯が食べられる「ワンワンコイン食堂」とさまざまなカフェが開かれています。レンタルキッチンもあるので、カフェを開業したい方はぜひご連絡ください。

ほかにも委託販売コーナー、コワーキングスペース・もくもく、遊戯室などの部屋を借りることができるレンタルスペース、小学生向けの土曜学習(学び場・遊び場)といった取り組みを行っています。夏にはせんだんのHILLを利用した夏祭りを開催しています。

せんだんのHILLが誕生してから約5年。「この場所を残してくれてありがとう」という多くの声があり、地域の賑わいを生み出す場所へと進んでいます。現在、若い世代を中心に『せんだんの未来スケッチ』も開催されています。ぜひこの思いを未来へ繋いで、栴檀野地区をもっと賑やかな場所にしていきたいです。                

いこいの家たかなみ 市山久一さん 佐藤志穂さん


いこいのカフェ Tel.0763-77-4477
『いこいの家たかなみ』は高波幼稚園の園舎を市から譲り受け、地域の新しい交流の場として誕生しました。名前には「地域の皆さんが気軽に集える場所にしたい」という想いが込められています。設立にあたっては地域内で検討委員会を結成し、建物の修繕から運営方法まで、住民が主体となってひとつひとつ準備を進めていきました。

オープンから約3年、今では子どもから大人までたくさんの笑顔が集まる場所になっています。施設内にあるいこいのカフェでは、コーヒーを片手にお話ししたり、eスポーツやボードゲームに熱中したりと、思い思いの楽しい時間を過ごしています。

また、子育て支援にも力を入れており、子どもたちのために七夕や夕涼み会、芋掘り、クリスマス会など季節に合わせた行事を開催しています。昨年のクリスマス会ではサンタとトナカイも登場し、子どもたちは大喜びでした。

元遊戯室のチューリップホールではさまざまなイベントを開催しています。最近は『越中いさみ太鼓』による演奏、『くまの音楽堂』のコンサート、大学生によるフルートデュオのクリスマスコンサートなどを行いました。このほか、家庭で眠っている品々を集めたリユースショップ・いこいのすとりーとや、市内小・中学校の制服リユース、ハンドメイドアクセサリーの販売も行っています。

イベントの企画や運営をするにあたり、「どうしたら皆さんにもっと楽しんでもらえるか、気軽に参加してもらえるか」を何よりも大切にしています。これからも地域の皆さんのより良い交流の場所になるよう、一歩一歩進んでいきたいと思っています。

いこいの家たかなみは高波地域に限らず、どなたのご利用も大歓迎です。ぜひ、お気軽にお越しください。

いこいのすとりーと

市内小・中学校の制服リユース

クリスマスコンサート
 

この記事を書いた人

おとなり編集部