REPORTピックアップレポート

【南砺市】全国で愛される 富山の干し柿

2025.02.28

南砺市福光地域が原産の大ぶりの渋柿・三社柿で作られる富山名産の干柿。
硬すぎず柔らかすぎず、適度な歯応えがあるのが特徴です。
今回は、富山干柿に携わる方々にお話を伺いました。
 

富山干柿出荷組合連合会 会長 藤井敏一さん・理事 中川高志さん・理事 辻󠄀政彦さん

干柿づくりは雨量や気温、湿度などの天候や加工場の環境で仕上がりに違いが出てくるので、
成功した年と同じ作り方をしても同じように仕上がるとは限りません。
天候を読み、干し具合を見極めながら加工を行なっています。

富山干柿は三社柿という渋柿で作ります。
この柿は通常の柿よりも実がとても大きく、渋み成分のタンニンが通常よりも多く含まれています。
干すことによりタンニンがポリフェノールに変わり、糖度が40度を超える美味しい干柿になります。
作り方を紹介します。
収穫した三社柿を機械でひとつひとつ皮を剥き、糸をつないで竹竿にかけます。
糸を使うのは全国的に珍しく、この吊るされた干柿の風景は、
南砺の秋の風物詩にもなっています。

色鮮やかな干柿のカーテン

 
次に竹竿にかけた柿を機械で温風乾燥し、
渋が抜けたところで1回目の手もみ作業を行います。
 
柿の実が大きいため、中の水分を均一にするのとても繊細な作業です。
この作業で仕上がりの色や触感が大きく変わってきます。
さらに練炭を使用して再び乾燥させ、2度目の手もみをして柿の形を整えます。
最後に仕上げ乾燥をして出来上がりです。
ひとつひとつ手間と時間をかけ、熟練の技で心を込めて作っています。

全国的に人気の富山干柿は、近年海外でも人気となっています。
富山干柿にはこの風土だから生まれた魅力がたくさん詰まっています。
今よりもっと多くの方に、富山干柿を味わっていただけると嬉しいです。
 

富山干柿を使った商品もいろいろ開発されています。
スタッフが気になったのは富山干柿を使ったクラフトビール。
販売をしているのNAT.BREWさんにお話を伺いました。

 

NAT.BREW Brewer 望月俊祐さん

NAT.BREWでは富山干柿を使用した『KUMA Massigura』というクラフトビールを製造・販売しています。
きっかけは福光の干柿農家さんと交流した際に、規格外で出荷できない干柿が多くあると知ったことでした。
これをビールにできないかと試行錯誤した末、
干柿の甘みやとろみが感じられ、ホップのフルーティーな香が特徴の飲みごたえのあるビールになりました。

ラベルがかわいい♪

 
今年、日本最大級のビール品評会『ジャパン・グレートビア・アワーズ2024』で
『Kuma Massigura』が金賞を受賞しました。
NAT.BREWでは通年飲むことができるので、ぜひ飲みにきてください。

井波の街なかにあるおしゃれで賑やかなお店

 
このビールを通じて、
南砺市の干柿『富山干柿』をもっと地元の方に知っていただけたらと思います。
 

12月から今年の干柿の出荷が始まります。
栄養満点で滋養強壮に役立つ干柿は、贈り物にもおやつにもおすすめです。
「富山干柿」のホームページでは干柿を使った料理レシピも紹介しています。

 

この記事を書いた人

おとなり編集部

この記事を読んだ人はこんな記事を見ています