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【砺波市】全国へ感動を届ける チューリップの切花

2025.03.27

もうすぐ「となみチューリップフェア」が始まりますね。
花壇や田んぼに咲くチューリップはもちろん美しいですが、
切り花として冬でも楽しめるよう、こだわりと情熱を持って栽培している生産者がいます。
チューリップの花束が届ける感動や、
切り花を長く楽しむ ための工夫、どのように育てているかなどのお話を伺いました。


チューリップの花言葉は「思いやり」「博愛」「愛の告白」など

砺波切花研究会 会長 仙道 秀松さん

砺波切花研究会 会長
仙道 秀松さん 
私は昭和43年からチューリップの切花の栽培を始めました。
もともとギフト用の切花は取り扱っていませんでしたが、
平成元年にお客さまから切花をプレゼントで贈りたいという声が届いたことをきっかけに、
ギフト用のチューリップの切花の生産を行う『砺波切花研究会』を設立しました。

チューリップの花は、年ごとに花形も色もどんどん変わっていきます。
王冠のような花形の『クラウンオブダイナスティ』や、フリルのように咲くパーロット咲きの『カバンナ』、
富山で生産された八重咲きの『あけぼの』など、新しい綺麗な品種が多くあります。
好きな品種を聞かれても答えきれないくらいです。
クラウンオブダイナスティ
(クラウン咲き)
カバンナ
(パーロット咲き)
あけぼの
(八重咲き)
切花はこまめな水の交換を行うことで、綺麗な状態を長持ちさせることができます。
(出荷前にも長持ちさせるための処理をしています)
それに加えて4・5日に1回、切花の根っこ部分を1cm切ることで水が上がりやすくなり、より日持ちさせることができます。ぜひやってみてください。

お客さまからたびたび「素敵なチューリップが届いて感動しました!」「送ってくれてありがとう!」といった感謝や感動の声が、電話や絵葉書などで届きます。
このように、お客さまに喜んでいただけることが、私たちの仕事の糧や生き甲斐になっています。

今井花園 代表 今井 啓介さん

今井花園 代表
今井 啓介さん 

 

チューリップの切花は、12月の中頃から3月いっぱいまで生産しています。
チューリップは春の花ですが、切花は、秋から冬の時期に促成栽培をしています。
(ビニールハウスの中で暖房を焚きハウスの中を春の状態にして育てること)

10月頃から毎日欠かさず全てのハウスの花の様子を見て周り、水や温度の調節を行います。
そうやって心を込めて大切に育てたチューリップが綺麗に咲いたときが一番嬉しいです。
チューリップの花の栽培には経験値が必要なので、
従業員の皆さんの協力があってこそ育てられていると強く思っています。

まもなく咲きそうなチューリップがビニールハウス一面に
今井花園では、1シーズンで約90品種のチューリップを栽培しています。
これは、おそらく日本一の品種数だと思います。
花束にしたときに、たくさんの品種が入っていると華やかで可愛いですし、
もらった方にも喜んでいただけると思うので、このような多品種少量栽培を行っています。
品種が多くある分、大変なこともありますがひとつひとつの花に愛情を込めて育てています。

チューリップの切花は、クリスマスやお歳暮、お正月などのイベントにギフトとして利用されることが多いです。
送ったお客さまから 『「ありがとう」って言われたよ』などと教えていただけることが多く、
その度にこの仕事をしていて良かったなと感じます。

また、チューリップの切花はご当地感も特別感もあるので、県外の方に送ると大変喜ばれます。
ぜひ、多くの皆さんに手に取っていただけると嬉しいです。

※切花の販売期間は12月中旬から3月までです
 

この記事を書いた人

おとなり編集部

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