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【南砺市】なぜ朝の道は綺麗なのか?南砺の除雪、その裏側に迫る

2026.02.25

暦の上では春を迎えましたが、まだまだ雪への備えが欠かせないとなみ野。一晩で降り積もる雪に不安を感じた朝でも、車道はきれいに除雪され、子どもたちの通学路となる歩道までも確保されている…そんな経験はないでしょうか。この「当たり前の日常」の背景には、私たちが寝静まる頃から厳しい寒さの中で活動する「守り人」の存在があります。今回は、広大で雪深い地域も含まれる南砺市で、私たちの冬の生活道路を守る方々にお話を伺いました。


南砺市 建設維持課 南砺市道路除雪対策本部 城寳 祐輝さん  

南砺市では市内を9つのエリアに分け、各地域道路除雪共同企業体へ道路除雪業務を委託しています。除雪機械は市所有122台、借上27台の合計149台を配備し、市民の皆さんの日常生活に支障が出ないよう除排雪体制を整えています。

各エリアを担当する地元企業は昼夜を問わず道路パトロールを実施し、降雪状況に応じた迅速な対応に努めています。

除雪作業は皆さんの通勤・通学時間に間に合うよう、主に深夜から早朝にかけて行われます。しかし、積雪の状況やタイミングによっては、どうしても作業が日中にずれ込むことがあります。「まだ除雪が来ていない」ともどかしく感じる場面があるかもしれませんが、オペレーターは安全を最優先に一台一台懸命に作業を行っています。どうかその事情をご理解いただき、温かく見守っていただければ幸いです。

除雪トラック(左)  ロータリー除雪車(右)
近年、南砺市内でも車両スタックによる約40台の立ち往生が発生しました。大雪の際は不要不急の外出は控え、常に最新の気象・交通情報の確認をお願いします。

また、円滑な除雪と事故防止のため、ご自宅の間口(出入り口)の除雪や、道路へはみ出した樹木の枝払いなど、市民の皆さんの共助も欠かせません。特に、除雪作業車の通行を妨げる「路上駐車」は作業の遅れや重大な事故に繋がりかねないので絶対におやめください。なお、万が一、南砺市道除雪作業に伴い道路や民地の構造物が破損した場合は、南砺市役所建設維持課までご連絡ください。

南砺市では地域住民が主体となって行う除雪作業に対し、申請のあった自治会等へ市所有の除雪機械を貸与する「地域ぐるみ除排雪促進事業」も行っています。自分たちの地域を自分たちで守る取り組みとして、ぜひご活用ください。

雪国・南砺の春はもうすぐそこです。現場の皆さん、そして地域住民が手を取り合い、残りのシーズンも安全に乗り切っていきましょう。

南砺市福野地域道路除雪共同企業体 笹嶋工業株式会社 干場 正和さん

「福野地域道路除雪共同企業体」で地域内の建設会社など12社が「ワンチーム」となって除雪本部を構え、福野地域の冬の道を支えています。活動拠点は、旅川に設置された「除雪ステーション」です。出動の際は各社のオペレーターがまずこの場所に集結し、ここから各担当路線へと出発・帰還するシステムをとっています。

私たちの夜は、皆さんが眠りにつく深夜0時頃から始まります。まずはパトロールで路面状況を確認。積雪状況はもちろん、気温や予報などを総合的に見て、柔軟に出動を判断します。交通量の多い道路や橋の上などでは、雪が積もっていなくても路面凍結の恐れがある場合は凍結防止剤を散布(※)するなど、状況に合わせたきめ細やかな対応をとっています。(※直轄により対応が異なります)
出動が決まれば、深夜1時半〜2時頃には除雪車がステーションから出発。通勤・通学が始まる朝6時半〜7時頃までの完了を目指し、時間との勝負でハンドルを握ります。深夜の除雪作業が終わると、そのまま通常の業務へ向かうことがほとんどです。体力的にハードな面もありますが、それ以上に「地域のために」という使命感が私たちを突き動かしています。

深夜・早朝の作業でご迷惑をおかけすることもあると思いますが、地域の安心・安全のために全力を尽くしていますので、ご理解とご協力をお願いします。
 

この記事を書いた人

おとなり編集部